スノーボードでパウダー滑走する実用的な練習方法

スノーボード

パウダー(新雪)をスノーボードで滑ると気持ちよい。
浮遊感、滑らかな感触。
幸せを感じることができます。

ですが、パウダーで転んでしまうと大変。。
起き上がるのも大変、抜け出すのも大変です。

パウダーに慣れてない方
ヘビーパウダーへは練習してから臨みたいです。

では、どのように練習していけばよいのか。
私の練習してきた方法をステップ毎にお伝えいたします。

STEP1:コースの端っこの新雪を滑る

コースの端っこには圧雪されてない新雪があります。
降雪があった後は、どのスキー場にもどのコースにもあります。

通称「端パウ」と呼ばれます。
まずは端パウで練習します。
ですが、端パウで滑る前に大事なポイントがあります。

端パウを見つけることです。

見つける方法は意識することです!
今まで、意識してなかっただけで実はいろんなところにあります。
探すのに慣れてくると、どんなコースのどのような地形だと端パウがあるかわかります。
ホームゲレンデがあれば、自ずとわかると思います。

端パウを見つけたら滑ります。
ただ、無闇に特攻すると埋まります。
パウダーは抜け出し方にも慣れてないと非常に体力を使います。
場合によってはテンションが下がり、1日滑る気をなくします。。

最初は慎重に滑ります。
そして、その見極め力が後々役に立ちます。

具体的は方法を述べます。
それは、
コース内から端パウゾーンにちょっとだけ入り、危険を感じたらすぐコースに戻る
です。
これを繰り返していきます。
できるだけ端っこの奥深くまで滑れるようにします。

滑るときの基本マインドは後ろ足荷重。
技術レベルが上がると前足も大事になってきますが
まずは後ろ足に全体重を乗っけるイメージで滑ればよいと思います。

ちなみに、後ろ足(レギュラーなら右足)がめっちゃ疲れます。
慣れてくると、そこまで後ろ足荷重しなくても滑れるようになります。

練習場所のイメージとしては
かぐらのゴンドラコースのコース脇のようなところです。

STEP2:急斜面のパウダーを滑る

次のステップは急斜面のパウダーを滑ります。
どこのスキー場にも、たいていある非圧雪コースにチャレンジしてみます。

いきなり、急斜面だと心配されるかもしれませんが、むしろ急なほうがよいです。
なぜなら、転んで止まってしまっても、急なので滑り出すことができるからです。
埋もれる心配をしなくても大丈夫です。

意外と難易度が低いのです。
そして、転んでも痛くないです。
何よりパウダーの醍醐味を味わえます。

コースの斜度は急だと思いますがチャレンジしてみてください。
ただ、人気コースです。
降雪後の非圧雪急斜面はパウダージャンキーたちによってすぐ荒らされてしまいます。
滑るときは朝一などタイミングを狙ってみてください。

滑り方のコツは
後ろ足を操舵のようにして滑るイメージです。
初心者のときは後ろ足荷重で強引にターンをしていたと思います。
最初はその時と同じ感覚で滑るとよいと思います。
慣れてきたら前足も大事になりますが、最初は気にしなくてよいです。

木葉ですぐ止まろうとするとバランス崩して上手くいかないです。
新雪がストッパーになりそんなにスピードは出ません。
あせらず板を横にしないで滑ります。

最初は怖いと思いますが、急斜面パウダーにぜひチャレンジしてみてください。

STEP 3:ツリーラン

ツリーランは最近増えてきています。
パウダーの浮遊感とツリーの間を滑るスリルと爽快感が味わえます。
オープンバーンでの非圧雪に慣れてきたらツリーランへチャレンジしましょう。

まずはどのようなツリーランを滑るかを選びます。
最初は小さいツリーランゾーンで木々の間が広いところで練習しましょう。
出口がすぐわかるレベルの広さがよいです。

滑り方のポイントは2つあります。

まず1つめはゆっくり滑ること。
これは非常に大事です。
ツリーランには思いもしないギャップやバンクがあったりします。
少しのミスでボードをコントロールできなくなります。
木に激突しやすいです。
スノーボードはすぐスピード出るので、木に激突すると危険です。
実はバックカントリーの事故のほとんどが木への激突なのです。

自分が絶対コントロールできるというスピードで最初は滑ります。
徐々スピードレンジを上げていくようにします。

滑り方としては後ろ足で強制的に曲がるイメージで最初はよいです。
何がなんでも木にぶつからないという意思を持って後ろ足に重心かけます。
特に、フロントサイドターンがコントロールできず木に衝突する場合が多いです。
フロントサイドは全力で後ろ足爪先に力かけるイメージで曲がります。

怪我の危険性が高いので、確実に滑ることが大事です。

2つめのポイントは視野です。

視野や目線は滑りの基本と言われてます。
特にツリーランでは非常に大事になります。

ツリーランでは滑るルートをできるだけ早く決めることが大事です。
顔を上げ遠くまで見て、自分の実力にあったルートを選び滑ります。

ルートと終着点を事前に決めて、そこまで滑って一旦止まる。
というのを繰り返して練習するとよいです。

パウダー自体の滑りは上記と同じです。

ツリーランゾーンは斑尾、夏油、安比、ニセコ、富良野が充実してます。
ぜひチャンレンジしてみてください。

STEP4:バックカントリー

パウダー好きならここに行き着きます。
バックカントリー。
敷居が低いところから、ハイクするがちなやつまで幅広くあります。

ゲートを設定しているところからチャレンジしましょう。
山の作り的に、本州より北海道のニセコや富良野が最初はよいと思います。
もしくは、バックカントリーツアーに参加するのもよいと思います。

運がよければディープパウダーに出会えます。
この感動は言葉では表現できないので、自ら体験してほしいです。

スノーシュ履いて、普段滑ってるスキー場のさらに先まで行くのもなかなか面白いです。

まとめ

以上、パウダーの練習方法を紹介してみました。
パウダーは天候次第でありなかなか出会えません。
しかし、一度はまると病みつきになります。

そして、パウダージャンキーと化します。

まだパウダーの魅力を感じたことがないボーダーへの一助となれば幸いです。

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