今までに起きたヤバい金融ショック5選

ファイナンス

なぜ過去の金融ショックを知る必要があるのか

なぜ過去を知る必要があるのか。
金融の世界においては、過去から学び将来のショックを和らげるためだと思います。
そして、そのように考える大前提として歴史は繰り返すということがあると考えます。
完全に同じものは繰り返さないと思いますが、似た構造のものは繰り返していくので、過去を学ぶことは大事かと思います。
今回は過去の主な金融ショック一覧を列挙していきます。
詳細は専門書に解説されているので、本記事では超簡単に説明していきます。

ヤバかった金融ショック

①ブラックマンデー
 1987年に米国市場にて1日で22%も株価が下落しました。もし今起きたら、ダウが6000ドル超というとんでない下落です。原因は米国のお金がない問題と貿易でも赤字というダブルパンチ状態なのに、ルールの変化(プラザ合意やルーブル合意等)で不安になっているところに、当時流行りだした自動売買プログラムが、
不安だから売ろう⇒売られているから売ろう⇒売られているから売ろう⇒以下繰り返す
で売りまくりショックが起きたと言われています。

②日本バブル崩壊
 誰かが高い値段で買ったものがなぜが良く見えて、もっと高い値段でも欲しくなる。それを繰り返していくと、なぜこんなものがこんな値段に状態になる。それがバブル。日本の場合は土地が高くなりすぎてしまい、1990年代初めに、国が少し冷静さを取り戻して(というかこのままだとやばいと思って)、ルールを決めたら土地価格崩壊。日本成長していないよねという感じは現在も続いている?ただ、土地は最近も高くなっている。あれ、バブルでは?

③アジア通貨危機
 1998年当時はタイバーツとドルは連動する仕組みでした。これはすなわち、タイの事情おかいましに、米国事情だけで通貨がコントロールされるということです。米国事情とタイ事情が乖離しているにも関わらず、米国がドル高にしようとして、タイバーツも連動的にバーツ高になり、ヘッジファンドがタイバーツにその価格絶対無理だよねと空売り攻撃仕掛けて、バーツ崩壊しました。

④ITバブル崩壊
 2000年、IT関連銘柄の株価急落が発生しました。有識者に怒られるくらい超簡単に言うと、みんなITに夢を見すぎたよねという話し。1995年にWindows95が発売。PCよくわからない人たちも、流行しているのでとりあえず買おうという話になりました。ちなみに我が家も買ってゲームだけで使用。ITってよくわからないけど、なにかきっとすごいことができるとみんな夢を見始めたと思っています。金融業界の人たちも、ITは詳しくないので「とりあえずITに投資や」と価格がどんどんあがり、誰かがこの価格はおかしい、世間がITに詳しくなってきて夢を見すぎではないか、と気づき始めて崩壊。

⑤リーマンショック
 2008年、世界を巻き込む大金融ショックです。原因は小難しい金融商品。小難しいので一部要因と思ったらまさかの世界大連動。そもそも、金融は虚構の世界。虚構の世界では、色々な商品を理論という空想ひとつで作れます。また、虚構なのでお金もレバレッジという魔法の言葉で無限に扱えます。しかし、虚構と実世界は結びついているのです。虚構世界の暴発が実世界に影響を与えてしまったのが、リーマンションです。リーマンショック以降、虚構世界(金融)への規制は厳しくなりました。しかし、虚構の力は強いのでまたいつ何が起きるかはわかりません。

まとめ

本記事では過去に起きたヤバかった金融ショックをとりあげました。テクニカルかつ細かい話は省略して、簡単というか適当な感じでご説明しました。詳細はググればいくらでもでてくるので、ご参考いただければ。
歴史は繰り返すので、過去の金融危機を頭に入れて日々の投資活動に取り組んだほうがよいと考えます。過去の金融危機をご存じない、特に若い方々の一助となれば幸いです。

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